モバイルwi-fiルーターの実態とは!?

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最近ではYahoo!Wi-Fiが出しているポケットwi-fiや、GMOとくとくBBのWiMAX2+などモバイル型のwi-fiルーターが出回っています。今回は日本国内で主流になっている端末と、SIMを一緒に契約するタイプについて主に言及していきたいと思います。

1:概要

SIMモバイル型のwi-fiルーターは、「モバイルwi-fiルーター」「モバイルルーター」「ポケットwi-fi」などの呼び方がありますが、どれも同じです。wi-fiは、インターネット用にモバイルブロードバンド回線への接続機能を持つ、無線LAN機器用の可搬型ルーターのことです。つまりモバイルwi-fiルーターがアンテナ(基地局)から電波を受信することで、光回線やADSLなどの固定回線を引かなくてもインターネット環境を整え、タブレット端末やノートパソコンなどでインターネットが利用できるようになります。モバイルwi-fiルーターを携帯していると、いつでもどこでもインターネットを利用することができるという利便性から、近年利用者が増加し普及してきました。

モバイルwi-fiルーターの契約形態は2種類あります。1つは、モバイルwi-fiルーターの端末とデーター通信を行うためのSIMをセットで契約するという形態です。このタイプは、2年契約や3年契約などで契約し、その間に解約したいと思っても違約金が生じるという縛りがあります。「Yahoo!Wi-Fi」や「GMOとくとくBB」「ワイモバイル」などもこの形態ですが、大手の通信環境を使えるため、通信速度が安定しやすいという点もあります。

もう一つの契約形態は、端末とSIMを別々に契約するタイプです。モバイルwi-fiルーターの端末は、端末のみを自分で購入することができます。新品のものはもちろん、中古などもあります。端末によっては、SIMフリーのものもあり、どの会社のSIMでも使うことができ、海外に行っても使用可能です。端末を自分で持っていると、格安SIMと呼ばれる月額の安いSIMを購入し契約することで、かなりコストダウンすることができます。

自分で購入することに抵抗がある場合は、モバイルwi-fiルーターをレンタルするという選択肢もあります。このレンタルは、1泊2日の短期レンタルから1か月以上の長期レンタルも可能で、国内向けレンタルや海外向けレンタルなど様々な業者やタイプがあるので、比較検討して選択することができます。

2:特徴

モバイルwi-fiルーターの特徴の一つは、家でも外でも場所を選ばずにパソコンやタブレットをインターネットに接続することができるため、自由度が高いという点です。配線工事の必要がなく、届いたその日から簡単に使用することができるという利便性があります。転勤などでお引越しをされる場合でも、配線工事の日程を待たず、すぐにインターネットを利用することが可能です。また、モバイルwi-fiルーターを活用することで、複数の機器を同時にケーブル接続するといった煩わしさもなく、ネットワーク接続できるため利便性が高くなります。それによって無線接続に伴う課金コストも、複数台をそれぞれで接続するよりは軽減が見込めるでしょう。さらに、携帯電話のパケット定額の料金を節約することにも繋がります。

このようにモバイルwi-fiルーターは固定回線に比べると、インターネットを簡単に利用するという点で、敷居をグッと下げていますが、それに伴うデメリットがあることも確かです。ここからは、モバイルwi-fiルーター全体としてのメリットとデメリットを挙げるとともに、モバイルwi-fiサービルの中でも「Yahoo!Wi-Fi」と「GMOとくとくBB」のサービスのメリットとデメリットを列挙し、その後それぞれのサービスの速度と費用についても言及していきます。

3:メリット

モバイルwi-fiルーターのメリットの一つは、回線工事をする必要が一切なく簡単に設定できるため、すぐに使用開始できるという点です。通常はインターネット回線を引くために数日待たねばならない場合が多く、春先などの転勤シーズンは特に順番待ちというケースもありますが、wi-fiルーターではそうした手間が不要です。

他のメリットとして、どこへでも持ち歩きが可能という点が挙げられます。シャツやズボンのポケットに入れることもできる手のひらサイズの大きさで、持ち歩きが苦になりません。電波があるエリアならどこでもインターネットが使えるので、わざわざ公衆の無線スポットを探すことなく、ノートパソコンやタブレットなどを自由に使うことができます。

また、ノートパソコンやタブレットのみならず、音楽プレーヤーや無線LAN対応のカメラ、DSやプレイステーションといったゲーム機なども複数同時にインターネットに接続することができます。家族や友人とシェアすることも可能です。こうしたメリットを生かしてモバイルwi-fiルーターを利用することで、固定回線のための費用、タブレットの通信費用、スマホのパケット代などを一本化することで、通信費や時間の節約をすることができます。

中にはモバイルwi-fiルーターを使わなくても、スマホでテザリングすれば良いと考える方もおられるかもしれませんが、スマホでテザリングするとバッテリー消費速度が急激に早まると共に、スマホの高速通信可能なデータ量も消費してしまいます。モバイルwi-fiルーターを利用しスマホのテザリングを避けることで、スマホのバッテリーや高速通信のデータ量も節約することができます。

では実際に「Yahoo!Wi-Fi」と「GMOとくとくBB」の例を挙げて、それぞれのモバイルwi-fiルーターのメリットを見てみましょう。

まず「Yahoo!Wi-Fi」は、業界最安値級で広告しているだけあって、平均的な固定回線に比べると3分の1程度の費用でインターネットを使用することが可能です。一人暮らしで、固定回線を設置するには費用が掛かりすぎてしまうといった場合は、気軽に始めることができるというメリットがあります。また料金体系がシンプルなので、多すぎる料金プランから選ぶのは面倒臭いという方にはおすすめです。最短即日発送というサービスも「Yahoo!Wi-Fi」のメリットで、急な引っ越しや急に持ち運びできるモバイルwi-fiルーターが必要だという時には打ってつけの対応といえます。

「GMOとくとくBB」のメリットの1つは、20日間のキャンセル保証が付いているという点が挙げられます。色々調べて比較検討して契約したものの、やっぱり思ったよりも電波が悪かったということはあり得ることです。そんなことがあった時も、この保証制度を使えば20日間は違約金無料で解約することができます。その後の解約も契約更新月であれば、WEBから解約更新が可能なので、書面での解約よりは簡単に行うことが可能です。また、「GMOとくとくBB」では、通常プランの「7GBプラン」と、上限のない使い放題プランである「ギガ放題プラン」を月によってプラン変更することも可能になっています。様々な料金プランやキャンペーンを取り揃えており、自分に合ったものを選べるでしょう。取り扱っているプロバイダもいくつかあるため、いくつかのプロバイダを比較したり、好きなオプションを選んだりすることも可能です。その中のキャンペーンの一つとしてキャッシュバックキャンペーンがあり、プランによってキャッシュバック額は異なりますが、かなりお得なキャンペーンとなっています。

4:デメリット

モバイルwi-fiルーターは軽くて小さい分、バッテリーの容量が小さいため、定期的に充電する必要があります。便利な分、バッテリーが切れてしまうと使い物になりません。最近では、連続使用可能時間が10時間以上の機種も増えてきて、充電の持ちも改善され良くなってきました。充電がきれないか心配な人は、外出先でも充電できる専用バッテリーや、予備バッテリーを携帯することもできるでしょう。

モバイルwi-fiルーターは、スマホと同様にエリア圏外ではインターネット接続できないので、固定回線の代わりにモバイルwi-fiルーターの利用を考えている場合は、特に自宅がエリア圏内であるかを確認する必要があります。確認した結果、エリア圏外であったり、通信状態があまり良くなかったりするなら、モバイルwi-fiルーターよりも固定回線を利用したほうが安定した通信状態でインターネットを利用できるでしょう。

また、モバイルwi-fiルーターは料金プランによって「1か月間に5GBまで」とか「7GBまで」というように通信制限があり、使用容量を超えるとインターネットがスムーズに使えずストレスになり得ます。無制限プランだとしても「3日間で10GB まで」といった制限もあり、自分のインターネット使用量なども考慮して検討することも大切です。

では「Yahoo!Wi-Fi」と「GMOとくとくBB」にはそれぞれどんなデメリットがあるのでしょうか。業界最安値を掲げている「Yahoo!Wi-Fi」は、3年契約という縛りがある中で、徐々に料金が上がっていく点に注意が必要です。一度契約すると、辞めるためには高額の解約料が必要になりますから、3年間トータルでいくらかかるのかを計算してから比較検討する必要があります。解約は書面のみの受付で、まず電話で解約の意向を伝えてから書類を送ってもらう必要があるため、解約するのに時間もかかるというデメリットもあります。

また、キャンペーンで割引になる月額利用料金がころころ変わるので、自分が実際に契約する時にはどんなキャンペーンでどれぐらいの料金プランになるのか、小まめにチェックする必要もあります。料金プランが大きく分けて2つというシンプルな料金体制は分かりやすいものの、「Yahoo!Wi-Fi」では取り扱っているプロバイダが1つしかないため、選びようがないという点もあります。沢山選択肢があっても、何を選んで良いか分からないという人には適しているかもしれませんが、より良いサービスやサポート体制、オプションも選びたいという人にとっては充実度が低いかもしれません。

次に「GMOとくとくBB」では、メリットともいえるキャッシュバックキャンペーンがデメリットと隣り合わせでもあります。なぜなら、キャッシュバックを受け取るための手続きがやや複雑で時間がかかるからです。どのように複雑かというと、キャッシュバックを受け取るためには契約してから11カ月後に届くメールから、キャッシュバック受取口座を設定する必要があり、しかも11カ月後に届くメールアドレスが、普段自分で使っているアドレスではなくGMOとくとくBBのアドレスに届くという複雑なシステムになっています。11カ月も経ってしまうとユーザーの中にはキャッシュバックの受け取り手続きを忘れてしまい、結局受け取れなかったという人もいるため注意が必要です。「GMOとくとくBB」のキャッシュバックキャンペーンのプランで契約する場合は、11カ月後にメールをチェックするということを、目につくところにメモして忘れないようにすると良いでしょう。

また「GMOとくとくBB」のWiMAX2+の端末が故障した際の修理依頼は、保証書によると一度「GMOとくとくBB」の連絡し、その後auショップに行くようになっています。修理自体は問題なくスムーズにやってもらえますが、キャッシュバックのシステムにしても修理依頼にしてもやや複雑という点では、ユーザーにとってはデメリットにもなり得るでしょう。

このように同じモバイルwi-fiルーターでも、取り扱っている会社のプランやサービスによってさまざまなメリットやデメリットの違いがあります。しかし、事前にメリットとデメリットを把握していれば、事前に対策や心構えができ、契約後に慌てたりイライラしたりなどを軽減することができます。一見デメリットと思える特徴でも、人によっては全く気にならないということもあるでしょう。それで、事前に正確な情報をしっかり収集して冷静に比較検討することが大切になってきます。では、これから比較検討ポイントの中でも重要度の高い速度と費用という分野で、「Yahoo!Wi-Fi」と「GMOとくとくBB」それぞれの詳細を見てみましょう。